「コンピュータの説明」または知性のあり方について
はやりの人工知能の話題でも
ソフトウエアが言語の意味や文脈を理解することなく翻訳を行う統計的自然言語処理をする。そこに何か知性というか記述主体を見いだすこと。
昨今の人工知能で注目されている機械学習、わけても深層学習の本質は正解となるデータを一定数与えることでソフトウェアに学習させることだという。その意味では人間の「知性」とは異なるものの、知性にもいろいろなあり方があるというのもSFチックで良いのではと思う。
その後「東京大学合格を目指す」人工知能プロジェクト「東ロボくん」が東大受験を断念というニュースもあった。
「常識」がないと読解力に限界があるというのは、かつて知識ベースで実現を目指した人工知能がぶちあたった壁が再び立ちはだかっているようでもある。シンギュラリティなんてうそさ。